夏と冬の電気代が高い原因 わが家の電気使用量を公開!!

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ご訪問いただきありがとうございます。

今回の記事では、電気の個別使用量について見ていきたいと思います。

個別使用量を見ていくというのは、クーラーは○○kWhの電気を使用していて、冷蔵庫は□□kWh使用していて、リビングのコンセントは▲▲kWhで、っていう話です。

 

夏と冬は電気代が高くなりがちです。

その原因として予想されるのは、夏であればクーラー、冬であれば暖房機器になるかと思います。

特に一条工務店のわが家の場合、冬の暖房機器は全館床暖房で、とっても多くの電気を使用していそうな印象です。

一方で、高気密高断熱の家であれば、冷暖房機器の電気代を抑えられるとも言われています。

 

以下では、個別の電気使用量を見ることで、これらの予想は正しいのか、何がどれくらいの影響を与えているのかを分析していきます。

 

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1 月別電気代

まず、電気の個別使用量を見ていく前に、本当に夏や冬に電気を多く消費しているのか、何月の電気の消費量が多いのか確認です。

わが家が、2019年4月から2020年3月に使用した月別消費量です。

(買った電気、発電して使った電気、問わず純粋に使った電気の量です。)

4・5月が極端に低くなっているのは、家庭の事情で家を空けていたことによるものです。

家を空けていたのは3月の中旬から6月第1週までなので、この資料では、4・5・6月は例外として見ていただけたらと思います。

 

電気を多く使用した月を見てみると、

【夏】 8月 979kWh

【冬】 1月 1054kWh。

となります。

 

また、電気をあまり使用していない月は、冷暖房をほとんど使っていない

11月 682kWh

となります。

 

したがって、以下では、夏の8月、冬の1月、低い11月を取り上げて、電気使用の内訳「個別の電気使用量」を見ていきたいと思います。

 

2 電気代の内訳「個別の電気使用量」

(1)通常【11月】

はじめに、電気使用量が低い11月を見ていきましょう。

冷房は使用していませんが、床暖房を月の下旬10日間、使用し始めてた月です。

 

1位 エコキュート 215.3 kWh 31.6 %
2位 洗面所・システムバス(洗濯乾燥機など) 109.4 kWh 16.0 %
3位 食洗機 89.6 kWh 13.1 %
4位 リビング 65.3 kWh 9.6 %
5位 ダイニング・キッチン 38.6 kWh 5.7 %
6位 IHコンロ 36.0 kWh 5.3 %
7位 ロスガード 26.8 kWh 3.9 %
8位 床暖房 24.6 kWh 3.6 %
9位 主寝室・ウォークインクローゼット 15.3 kWh 2.2 %
10位 キッチン棚(電子レンジなど) 15.0 kWh 2.2 %

※ 部屋名のみの項目は、その部屋の照明・コンセントを指しています。

 

ご覧の通り最も電気を使用しているのは、エコキュート(31%)でした。

わが家は、ほぼ毎日、湯船にお湯をいれているので、比較的、多く使用している家であると思います。

 

2位が洗濯乾燥機(16%)、3位が食洗機(13.1%)になっており高いは高いけれど、エコキュートと比べたら半分程度。

また、それによって生活が楽になると考えたらそこまで高くもないかとも思います。

 

7位に入っているロスガード(3.9%)ですが、一条工務店が採用している24時間換気システムです。

24時間働いて、この電気量です。

 

8位にランクインした床暖房は、まだ寒くなりきっていない時期だったからか、10日間つけてこの程度。

この段階で、すごいお金がかかるのではないか、と心配する必要はあまりないのでは、と思えてきますね。

 

(2)夏【8月】

続いて、夏の個別の電気使用量を見ていきましょう。

クーラー2台を24時間フル稼働させた8月です。

 

1位 LDK エアコン 343.9 kWh 35.3 %
2位 洗面所・システムバス(洗濯乾燥機など) 95.0 kWh 9.8 %
3位 エコキュート 83.3 kWh 8.6 %
4位 食洗機 82.5 kWh 8.5 %
5位 リビング 81.2 kWh 8.3 %
6位 2F 主寝室 エアコン 78.8 kWh 8.1 %
7位 ダイニング・キッチン 74.4 kWh 7.6 %
8位 ロスガード 24.9 kWh 2.6 %
9位 IHコンロ 23.0 kWh 2.4 %
10位 主寝室・ウォークインクローゼット 13.9 kWh 1.4 %

 

1位に君臨したのは、やはりLDKエアコン(35%)でした。

6位の主寝室エアコン(8%)と合わせると、43%となりますから、夏の快適空間のためにどっかーんと電気の使用量が増えていることになります。

24時間つけっぱなしにしていたわけですですから、当然といえば当然かなといったところでしょうか。

 

ところが、主寝室のエアコンは8.1%で6位となっており、LDKと大きな差があるという部分は気になるところです。

主寝室のエアコンも24時間つけっぱなしだったにも関らずです。

 

原因は何だろうかと気になりますが、最も大きな原因は部屋の広さではないだろうかと考えています。

LDKは22帖に対して、主寝室は7.5帖です。

さらに、LDKには、吹き抜けもありますし、全館冷房を目指して、洗面所・お風呂、玄関までドアをけっこう開けっぱなしのこともよくありました。

また、料理をしたり、食洗機・洗濯乾燥機を回したり、お風呂を入れたりしているわけなので、それらの熱や蒸気の処理もしてくれていたことでしょう。

とすると、かなりの広い範囲を、温まるたびに冷やし直していたということになります。

 

夏の快適空間のために、電気を使っているなぁと思うし、エアコンがよく頑張ってくれてるなぁと思えてきます。

 

(3)冬【1月】

最後に、1月、冬の個別の電気使用量です。

床暖房の電気量が気になるところですが、実際にはどうなのでしょうか。

 

1位 リビング 353.0 kWh 33.5 %
2位 エコキュート 214.0 kWh 20.4 %
3位 洗面所・システムバス(洗濯乾燥機など) 116.6 kWh 11.1 %
4位 床暖房 99.7 kWh 9.5 %
5位 食洗機 85.6 kWh 8.1 %
6位 ダイニング・キッチン 38.4 kWh 3.7 %
7位 ロスガード 28.8 kWh 2.7 %
8位 IHコンロ 27.4 kWh 2.6 %
9位 主寝室・ウォークインクローゼット 16.2 kWh 1.5 %
10位 2F トイレ 14.9 kWh 1.4 %

 

な、な、なんと1位は床暖房ではありません。

床暖房は、99.7 kWh で4位(9.5%)です。

3位の洗濯乾燥機、5位の食洗機の間程度の電気量ということになるので、床暖房って案外大したことはないんだなと言えそうです。

 

では、1位は何かというと、リビングです。

リビングの何?となりますが、1位にさせてしまった原因はどうやら加湿器でした。

わが家のリビングでは、冬の乾燥対策として、ダイキンの「HD-151」を使用しています。

HD-151は、ハイブリット式の加湿器で、温風気化と気化式を使い分けることができるのですが、前者の温風気化がとても電気代を食うようでした。

2月からは、エコモードに切り替えて気化式のみの運転にしたことで、

リビング 【1月】353.0 kWh → 【2月】221.4 kWh

にまで減少させることができました。

 

2位は、エコキュート。

エコキュートは普段から多くの電気を使用していますが、1月はより高くなっています。

これは、外気温が低い分、水を温めたり、保温したりするのに電気が必要ということでしょう。

 

3 まとめ

以上、今回は、通常【11月】と夏【8月】、冬【1月】の個別の電力使用量を見てきました。

 

まとめると、

〇 1年を通して、エコキュートが多くの電気を使用している。

〇 夏の電気使用量1位は、やっぱりエアコンだった。

〇 冬はエコキュートがより高くなる。

〇 加湿器は、機種や使い方次第で電気量がかなり高くなる。

〇 一条工務店の床暖房は、全館で24時間運転なのに、そこまで電気代が高くない。

 

エコキュートやエアコンが高くなってしまうのは、使用する以上は、仕方がないことですよね。

私としては、最後の二つが大きな発見となりました。

加湿器の使い方を気をつけなきゃな。一条工務店の床暖房って、あんなに快適なのになかなかエコじゃないか。って思いました。

 

皆様にとっても、何か発見や参考になれば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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